学びのポイント | 医療保健学部医療栄養学科管理栄養学専攻

育てたい人材像

医療現場を想定した実践型授業を通して、現場で自ら考え行動する、栄養分野のリーダーを育てます。健康状態の改善だけでなく、疾病予防のための栄養学も学び、社会のニーズに応えられる医療・保健分野で活躍できるスペシャリストをめざします。

4年間で身につけるスキル

実践的な演習を通して、管理栄養士として必要な判断力や指導法を修得

医･歯･薬学部で行われている臨床能力の実技試験「OSCE^®」を模擬した演習を導入しています。患者に扮する模擬患者さんと接し、疾病の状態や食事の摂取状況等を聞き取り、技術力、判断力、マナーを身につけます。OSCE^®の実施により、自分に足りない力を知り、自分自身の課題を持って、病院等での実習に臨むことができます。

※OSCE^®:Objective Structured Clinical Examination

充実した医療関連科目で、病院での栄養管理を徹底して学ぶ

1年次から実験・実習などが充実しており、病院での栄養管理を徹底して学べます。例えば、「医療栄養学概論」では、医療現場における管理栄養士の役割について理解し、様々な疾患の発生機序や病態について学び、患者の状態にあわせた栄養管理に関する基礎知識を学習します。

管理栄養士に求められるコミュニケーション能力を身につける

病院でのチーム医療「栄養サポートチーム（NST）」の一員として、他の医療専門職と協働しながら、患者の栄養支援ができる実践力を育成しています。また、栄養相談等で重要となるコミュニケーション能力を身につける科目や「カウンセリング論」などもあります。

※NST:Nutrition Support Team

学びのサポート体制

管理栄養士国家試験の全員合格をめざし、国家試験対策室を設置

学生たちの目標である管理栄養士国家試験合格に向けて、本学科では特別に「国家試験対策室」を設置し、学生の模擬試験の結果や習熟度をふまえ、試験対策や勉強法などを具体的にアドバイスしています。教員が“アドバイザー=担任”として4年間通して同じクラスを担当し、国家試験対策においても学生一人ひとりにきめ細かな指導を行っています。

実習先

学内で身につけた知識や技術を実際の現場で深められる、様々な実習先

NTT東日本関東病院、東京逓信病院、国立病院機構、その他大学病院などで病態別の食事療法・栄養療法を正しく理解し、現場に即した実践力を高めます。また、病院以外にも、福祉施設、保健所、小学校、給食施設にも実習へ行っています。