東京医療保健大学
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医療保健学部 / 医療栄養学科 臨床検査学専攻

講義内容

今後、必要とされる栄養学・薬理学・情報科学にも精通した
臨床検査技師をめざすカリキュラム

本学では、臨床に強い高度職業人としての知識・技術を学ぶだけでなく、周辺領域の学問を学ぶことで時代に即した応用力のある臨床検査技師の育成をめざしたカリキュラム編成となっています。

図:栄養学科カリキュラム

詳細内容

1年次

薬理学

薬は病の治療になくてはならないものです。薬理学は、薬がどのように身体の中で効果を示すのかを解き明かす学問です。授業では、各疾病に対し広く用いられている基本的な薬の紹介し、臨床検査に影響を与える薬に関して解説を行います。

医学概論

医学の歴史的背景や医学の発展と動向について学ぶことにより現状の医療に関わる問題点について講義します。また検査技術の歴史や医療従事者としての倫理について学び医療と臨床検査技師の将来について考えます。

2年次

検査機器総論

現在の臨床検査の飛躍的な発展は、さまざまな分析機器の進歩によるものといっても過言ではありません。現在、病院における臨床検査は迅速化、省力化などにより自動化が進んでいます。臨床検査技師は機器の操作だけでなく、機器の保守管理も求められています。そのため検査に必要な基本的な機器や装置に関する知識の習得は欠くことができません。本講義では共通機器や専門機器の目的、原理や構造、また運用上の注意点などについて学びます。

血液検査学

血液検査結果から推定される各種血液疾患について病態と検査の関係を結び付けることができるよう学習します。その結果、血液疾患と臨床検査との関わりについて理解・評価し、臨床医に対して支援できる能力を身に付けます。

3年次

生理検査学Ⅰ

生理検査学は患者さんの生体活動における諸現象を観察・計測することにより、客観的な医療情報を得る検査です。呼吸・循環・代謝・神経・筋の生理機能等の基礎的知識を学び、各種疾患の際にどのような検査を行うか、また生理検査の特異性について学びます。

臨床検査医療安全管理学

医療の質の向上と安全の確保は国民の願いであり、医療機関が最優先に取り組むべき課題のひとつであります。医療安全とは何か、対策として何をしなければならないかを学びます。また、医療事故予防、安全システム、(リスクマネジメント、インシデントレポートなど)安全管理と予防及び運営について修得します。

4年次

チーム医療概論

チーム医療の目的は種々の医療従事者が対等に連携し、それぞれの知識や技術を活かし安全・安心な医療と患者にとっての良質な医療を提供することにあります。チーム医療の概要について理解し、臨床検査技師がかかわるチーム医療について学びます。また高齢者の患者の対応について認知症患者の扱い方や認知症検査についても学習します。

臨地実習

臨地実習では臨床検査技師として基礎的な実践能力を身につけることと医療における臨床検査の重要性を理解し、患者様本位の医療を提供することの重要性を修得します。また他の医療職種の業務を理解するとともにチーム医療の一員として臨床検査技師の役割と責任を学ぶことで医療人としての自覚と情意を養うことを目的とします。

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