東京医療保健大学
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ヘルスケアコラム

ITの専門家として医療の世界を目指す方へ

医療保健学部 医療情報学科
学科長 大久保 憲
医療の領域では、それぞれの専門性を発揮しながら協力し合って患者さんを治療する「チーム医療」の精神が求められています。さまざまなスペシャリストとして医療専門職がある中で、医療にかかわる「情報」を扱う職種はとても重要な役割を担っています。
 
医療保健学部ではチーム医療を支える3つの職種として看護学科、医療栄養学科と医療情報学科がコラボレートして医療の専門職を育てる学びを展開しています。特に「協働実践演習」は、生活習慣病などのテーマに対して、3つの学科の学生がその専門性を生かしてディスカッションし、治療方針や予防法についてお互いに資料や意見を出し合って学ぶものです。この中で医療情報学科の学生は、日々患者さんから得られる多くの生体検査データや病歴などを解析・処理してケアプラン作成に有益な情報を提供する役割を担っています。
 
医療情報学科では、国内の医療系大学の中において、いち早く模擬医療環境を再現する患者シミュレータ、アクティブラーニングの推進のための教室用マルチメディアシステム、双方向授業のための遠隔授業装置、学生の主体的学習の促進のための講義収録装置やクリッカーシステムを導入して、臨場感あふれる授業を展開しています。(写真:模擬医療環境を実体験できる患者シミュレータの導入)
 
医療情報学科で学んだ学生は、基本的なコンピュータにまつわる知識や情報処理学に加えて医療の知識を備えていることから、医療系はもちろんその他の企業に就職しても大きな強みを発揮することができます。4年間の在学中において診療情報管理士、医療情報技師、基本情報技術者、ITパスポート、医療情報基礎知識検定などを受験して資格取得ができます。これらの多くの資格取得を背景に、就職率は100%近い実績を誇っています。
 
学外で行われるカリキュラムの中で、病院実習では「ありのままの医療」を体験することができます。企業実習では最先端のIT産業や一流企業の営業活動に同行するなどして、生きた社会に接することもできます。さらに大学院への進学の道も開かれています。
 
積極的に医療を学び、ITの専門家として活躍し、病院はもちろん医療関連企業で力を発揮したい方々に門戸を開いています。
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