学科長メッセージ

現代医療は、単に医師や看護師の働きだけで診療行為を完遂する事はできません。管理栄養士や臨床検査技師など、多方面の専門スタッフが協調して行うチーム医療が不可欠です。管理栄養学専攻では、医療保健の高度化を踏まえ、多様なニーズに対応できる栄養学のプロフェッショナルを育成します。
「人の生命と健康を守る」という医療保健の根源的な使命を果たすうえで、「栄養学の知識と実践」は、欠かすことができない重要な要素です。疾病の予防のための栄養指導、疾病の悪化を防ぎ改善させるための食事指導など、管理栄養士が果たす役割は医療の現場における大きな柱となっています。

本学科では、単に栄養学を学ぶだけではなく、生命や疾病についての深い知識と理解、様々な課題に対する正確な思考や判断など、全人的な教養基盤を育むことを目的としています。本学科は、以下のような人材を育成します。
・人の生命と健康を守るための知識と技術を、自ら積極的に学ぶ姿勢を持ち、医療の現場で実践できる。
・他者への思いやりや寄り添う心など、温かい人間性と高い倫理性を兼ね備えている。
・同僚とのコミュニケーション、患者とのコミュニケーションなど、優れた協調性をもちながら自らの専門性を発揮できる。

本学科卒業により、管理栄養士（国家試験の受験資格）、栄養士（卒業時に取得）、栄養教諭一種（所定の単位修得により取得）を得ることができます。
本学科の就職率は100%です。その就職先は、病院、介護・福祉機関などの医療機関に加え、公務員、食品流通、外食産業、給食産業、保育園・学校、医薬品メーカー、スポーツ・美容、等きわめて幅広い業種に巣立っていきます。
また、卒業生への定期的な卒後教育や、卒業生と大学教員・在学生との交流会など、卒業生との手厚い卒後交流が行われているのも、当学科の大きな特徴です。