医療保健学研究科 感染制御学領域の松村有里子教授が、2024年度 先端錯体工学研究会奨励賞を受賞されました。
2025年6月5~7日にシンガポール国立大学で開催された The 30th International SPACC Symposium 内で執り行われました。
受賞講演タイトル
「Rapid detection of drug-resistant bacteria using MALDI-TOF MS approach and control of these microorganisms by reactive oxygen species(MALDI-TOF MS を利用した薬剤耐性菌の迅速検出と活性酸素種によるそれらの制御)」
松村教授は、 微生物同定用の質量分析装置 MALDI-TOF MS を用いて薬剤耐性菌を迅速に検出する方法の開発を行うとともに、活性酸素種を用いた新たな殺菌手法の開発を行われています。今回の受賞はその研究成果が高く評価されたものです。
受賞コメント
本学着任時より取り組んでいる薬剤耐性(AMR)対策に関する研究成果が評価され、今回の受賞となりました。本研究を共に進めてくださった大学院生、ご指導ご鞭撻を賜りました木村哲名誉学長に心より感謝申し上げます。
耐性菌の蔓延を阻止するためにも、引き続き薬剤耐性菌の迅速検出法の開発と薬剤耐性菌を生じさせない殺菌技術の開発に積極的に取り組んで参ります。