東京医療保健大学
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ヘルスケアコラム

ストレスの発散

医療保健学部 看護学科
原田 竜三

最近ストレスチェックを受けました。結果、ストレスは軽減されているとのことでした。
皆さんは、日頃どのようにストレスを発散していますか?
私の最近のストレス発散法はサウナと筋トレです。それまでは、アルコールでした。アルコールは、筋肉を分解するので、せっかく筋トレをした効果がなくなってしまうということで、アルコールをストレス発散にしないことにしようと決めたのです。この2つは、生活習慣病予防のために始めた行動ですが、習慣化され、生活の一部としてやらないといられない行動となりました。

サウナに入ると、血管が拡張し汗が吹き出し、その後の水風呂は血管が収縮して体が引き締まる感じがして、その後体の中がぽわーっと温まるような感じがします。これが「ととのう」という感覚でしょうか。「ととのう」という感覚は、人それぞれのようですが、サウナ後の心身ともに非常に調子がよい状態のことのようです。「ととのう」には、サウナ10分程度、水風呂1~2分、外気浴を3回繰り返すという方法が一般的で、この時間が長くなりすぎると、刺激が強く依存症のようになってしまうようです。サウナの効果には、「脳疲労が取れて頭がすっきりする」「決断力と集中力がアップする」「アイデアやひらめきが起こる」「感情的にならなくなる」「睡眠をコントロールできる」「感覚が敏感になる」「肩こり、腰痛、眼精疲労がやわらぐ」「肌がきれいになり、やせやすい体質になる」「血管の弾力性が増し、心臓病のリスクが低下する」「認知症になるリスクが低下する」「うつ病予防」「免疫力が高まる」などなどあるそうです。確かに、血圧は下がったし、肩こりもなくなった、よく眠れ、頭もすっきりする感じはします。サウナは、運動に比べて、体に負荷がかからず、継続することがつらくならないのがいいです。

筋トレは、代謝量を上げ、脂肪を燃焼しやすくします。筋トレは、急激な体の変化がないので、やり続けるには根気が必要になりますが、少しずつ体が変化します。生活習慣病の予防は無理せず継続させることが重要と言われています。

ほかにも水泳、ランニング、散歩、ヨガなどは健康によいストレス発散法になります。自分にあったストレス発散法を探してみてください。

文献
加藤容崇:医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?.ダイヤモンド社.2020.

教員データベース:原田 竜三⇒

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