臨床工学技士に欠かせない「工学的な知識」と「医学的な知識」をベースに、高度な先進医療機器を安全に操作・運用・保守管理できるスキルを段階的に習得するカリキュラム構成となっています。
講義内容
高度化する医療機器に柔軟に対応できる、
臨床工学技士を養成するカリキュラム
詳細内容
1年次
医用機械工学
臨床工学技士に関係する高度な医療機器の原理や構造を理解する上で必要となる医用機械工学の基礎を学ぶとともに、人体や機器を工学的立場から理解し、医学的なものの見方と対比させて、臨床工学技士としての基本的な考え方を身につけます。
医用機器学概論
臨床工学技士が操作、運用、保守、点検を行う各種の医用機器を理解する上で必要となる基本的な知識を学び、具体的な機器の原理、構造および安全に係わる要素を学習し、医療機器の適切な運用に関わる技術習得の基礎を学習します。
2年次
電気工学Ⅰ
臨床工学技士に関係する高度な医療機器の原理や構造を理解する上で必要となる電気工学の基本概念を学び、電気回路の動作理論や機器と人体との両者に共通する基本的な電気現象の理解につなぎ、医療電気機器の安全な運用に通じる知識体系を身につけます。
生体機能代行装置学Ⅰ
高度な生命維持管理装置である血液浄化装置、人工呼吸装置および体外循環装置の原理、構造、運用および保守点検技術を学びます。これらの機器が生命の維持に直結することから、単に安全な操作法を学習するだけでなく、機器の安全性を維持する方法と機器のトラブルに即時に対応できる技術を学んで、関連する実習を通じて実践的な技術を身につけます。
3年次
医用機器安全管理学Ⅰ
臨床工学技士の責任及び業務の範囲を理解し、医療機器を臨床の場で安全に運用するための基本的な技術を学びます。安全に関する知識は機器の操作だけでなく、病院内の電気設備やガス設備など広範囲にわたります。また、安全を確保するために必要な人間工学的な要素や安全確保の概念、機器に要求される規格なども学びます。
臨床医学総論Ⅱ
臨床工学技士が医療の場で接する様々な疾患の原因を理解し、診断や治療法に関する基礎的な知識を学びます。内科系および外科系の疾患の把握や、各種の生理学検査の基本を理解し、基本的な治療の考え方を学ぶことで、医療で使われる医用計測機器や治療機器がどのように適用され、各種の疾患治療に役立つことができるかを理解します。
4年次
臨床実習
これまでに学習した基礎知識が実際の臨床の場でどのように実践されているかを、実習施設となる医療機関の場で業務としての活動を通じて学習することで、基本的な実践技術および施設における臨床工学技士の役割を理解し、同時に患者との適切な対応を学びます。
生体物性・材料工学
既に2年次、3年次に学んだ内容をさらに深く学習し、高度な医療機器で使用される各種のエネルギーと生体作用との関連を、生理学的知識および電気工学、機械工学などの工学的な知識とを関連付けて考えることによって、医療機器の原理や安全な運用に関する知識を学びます。

