東京医療保健大学(理事長:田村聡明、学長:亀山周二、本部:東京都品川区)では、これまでも、海外の大学との提携など国際的な活動に力をいれておりましたが、このほど、副学長・看護学研究科長の手島恵が、2025年6月にフィンランドで開催された国際看護師協会(ICN: International Council of Nurses)総会において、アジア地域から選出される理事(Board Member)に再選され、さらに第二副会長に選出されましたので、お知らせいたします。
【写真】手島副学長が理事に選出されたICN総会(右端が手島副学長)
ICNの新会長José Luis Cobos Serrano氏(スペイン)は「ICNをグローバルヘルスの担い手として強化し、すべての看護職のエンパワーメントを目指す」との方針を掲げており、手島副学長も、アジア地域を代表してこのビジョンの実現に貢献することが期待されています。
手島副学長は、これまでも『これからの倫理と看護』(日本看護協会出版会)や『看護のためのポジティブ・マネジメント』(医学書院)を上梓するなど、国内外で看護学の第一人者として活躍してきましたが、このたびの副会長就任により、さらなる活躍が期待されています。
■東京医療保健大学 学長 亀山周二 コメント
このたび、手島恵副学長・看護学研究科長が、国際看護師協会(ICN)第二副会長に就任されたことを、東京医療保健大学を代表して、心よりお祝い申し上げます。本学は「世界の医療保健をリードできる医療人・研究者を育成する」ことを大学ビジョンに明記し、教育・研究・社会貢献のいずれにも、国際的視野を重視してまいりました。
このたび再任は、手島副学長のこれまでの実績が国際的に評価された結果であるとともに、手島副学長が先頭にたって大学ビジョンを実践するという意味で、本学としても大きな意義を持つものと考えています。この機会を通じて、新たな4年間の任期において、学生や卒業生がより広く国際社会とつながる機会が増えることを期待しています。
■東京医療保健大学 副学長・看護学研究科長 手島 恵 コメント
6月14日にICN第二副会長(2025-2029)への就任が決まりました。これまでの多大なご支援に感謝申し上げます。「看護職のWell-beingを確かなものに」、「能力のある看護職の確保(APNを含む)」、「プラネタリ―ヘルスへの取り組み」を公約に掲げました。看護は、思いやり、社会的正義、人類のより良い未来への約束が、今回、公表された看護の定義に記されています。ICNは、137の国と地域から140の組織が加盟し3000万人を超える看護師が会員であり、日本看護協会も加盟しています。ICNは、WHOなどの機関と連携しながらすべての人々への質の高い看護ケアの確保、世界的な健康政策の確立、看護知識の進展、そして世界中で尊敬される看護職の地位と、有能で満足度の高い看護人材の確保を目的として活動している組織です。世界のすべての人が健康で幸せに暮らせるよう副会長として努めてまいります。そして、次世代の担い手の育成にも注力したいと思っています。
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